■一見しただけでは死亡しているかを判断できない
いくら可愛がってきたペットでも、生き物である以上、死ぬ時は必ず訪れます。
個体にもよりますが、ウサギの寿命はおよそ7~8年、フェレットの寿命は5~11年と言われています。
本当に死んでしまった場合は丁寧に弔ってあげたいところですが、実は一見死んでいるように見えて「死んだふりをしている」「冬眠していた」というケースもあります。
そこで今回は、飼っているペットが本当に死亡しているかの確認方法や対処法を紹介します。
■ウサギやフェレットなどの死亡時の確認方法
死亡時の確認方法としては、以下の3点で確認できます。
・目に光を当てた際、瞳孔に動きがあるか?
・呼吸をしているか?
・死後硬直が始まっているか?
注意すべき点として、ウサギやフェレットなどは「死んだふり」をする特性があります。
そこで、上記の3つの確認方法を試してみましょう。
特に死後硬直に関しては死亡後すぐに始まり、身体が冷たくなったり、全身が固まったりするため、容易に判断できます。
■死亡後の埋葬方法
冬眠や死んだふりであれば特に何もすることはありませんが、死んでしまったことが確認できた場合、なるべく早く弔ってあげましょう。
埋葬方法としては、まず棺(無ければ箱など)に入れ、腐敗を遅らせるために身体を冷やしましょう。
冷やす方法としては、保冷材やドライアイスを遺体に当て、日の当たらない場所に安置します。
■死亡後の供養方法
最後に供養の方法ですが、以下の3つが代表的です。
・庭に埋葬する
・火葬業者に依頼する
・自治体に依頼する
▽方法① 庭に埋葬
死んでしまった後も「愛するペットと近くに居たい」という人は、自宅の庭に埋葬するパこともあります。
棺を埋める際、犬や猫に掘り起こされないために1メートル以上の深さが必要になります。
土をかぶせた後は掘り起こされないためにスコップなどで叩いて、土を固めましょう。目印として石や樹木などを置いておくと分かりやすくなります。
▽方法② 火葬業者に依頼する
自宅に庭がない場合は、ペット葬儀会社や火葬業者に依頼しましょう。
後述する自治体に比べると、多少費用はかかりますが、その分丁寧に対応してもらえ、遺骨や遺灰も骨壺に入れて返却してくれます。
▽方法③ 自治体に依頼する
自宅に庭がなく、業者に依頼するお金もない場合、自治体に依頼しましょう。
ただし、自治体によっては動物の火葬を受け付けておらず、廃棄物として処理されるケースもあるため、事前に確認しておくことで飼い主さまも安心して依頼することができます。
最近では、人間同様にペットの最期を見送ってあげたいという飼い主さまが増えており、火葬を選択する方も増えてきています。
大切なペットの最期を飼い主さまが納得できる形で見送れるよう、いつか来るその時のために普段からご家族で話し合ってみる機会があるといいかもしれませんね。