■ペットの形見って残していいの?
家族の一員のように可愛がってきたペットとの別れは、とても悲しいもの。
実際に、亡くなったペットのことが忘れられず、ペットの写真や好きだったおもちゃなどを形見として残す飼い主さまもたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、ペットの形見の残し方を紹介していきます。
■ペットの形見にはさまざまな形がある
▽写真や画像
ペットの写真や画像を形見として残しておく飼い主さまは、非常に多いです。
たとえば、スマホやカメラで撮影したペットの姿を活用して写真にプリントする方法以外にも、専門業者に依頼することで、例えばクッション、キーホルダー、マグカップ、写真入りアクセサリーなどの思い出グッズを作成するという選択肢もあります。
▽身に付けていたり、遊んでいたりしたもの
ペットが身に付けていた服や首輪、遊んでいたおもちゃ、お皿などを形見として、残しておく人もいます。
▽爪や毛など身体の一部
ブラッシングした時に抜けた毛や髭、爪なども形見として残しておくこともできます。
その際、そのまま保管する人もいますが、毛や爪は虫が湧いてしまう危険性もあるため、袋に入れたり、キーホルダーなどに加工したりする飼い主さまもいます。
▽ペットの足跡
ペットの足跡を保管することも可能です。
方法は簡単で、足の裏にインクを受けて、色紙などに押し当てます。
色紙の代わりに紙粘土を使うと、肉球の形をより鮮明に保管できます。
ペットが亡くなってからではなく、元気な時や小さいころに記念として足跡を取っておく飼い主さまもたくさんいらっしゃいます。
▽遺骨をアクセサリーにするサービスも
火葬後に返却された遺骨を骨壺に入れて、そのまま保管する飼い主さまは多いです。とはいえ、骨壺のままでは肌身離さず持ち歩くことは難しいですよね。
そこで、「カプセル型のアクセサリー」が人気を集めています。
カプセルの中に遺骨を入れることで、コンパクトでデザイン性も良く、何より大好きなペットの形見を肌身離さず持ち歩けるようになります。
また、残った遺骨や遺灰は、庭に埋めるなど別の方法で供養することもできます。
■遺骨を残すためには火葬後に返骨してもらう必要がある
ペットの形見を作る中で、骨壺に入れて保管したり、アクセサリーに入れたりして持ち歩く場合、火葬後に遺骨を返却してもらう必要があります。
しかし、中には返骨を行っていない業者もあるので注意が必要です。
火葬の依頼先としては「自治体」と「民間の業者」の2種類がありますが、自治体の場合は料金が安いものの、火葬後は他の動物と一緒に処理され、遺骨や遺灰の返却もありません。
さらには火葬自体に対応している地域も少なく、代わりに「廃棄物」として処理されてしまうケースもあります。
そのため、火葬後に返骨が必要な場合は「民間の業者」を選択する方法をおすすめします。
返骨はもちろん、人間の火葬と同じように見送ってあげられるので、これまで家族のように暮らしてきたペットとの別れを納得のいく方法でできた、という飼い主さまも多く、多くの方が民間業者への火葬を依頼しています。