ペットのインコが亡くなってしまったとき、飼い主さまにできること

■インコが亡くなる前に準備しておきたいこと

家族の一員として一緒に過ごしてきたインコも、生き物である以上はいずれ亡くなる時が訪れます。

個体にもよりますが、環境省パンフレットによると平均寿命は、セキセイインコで「7〜10年程度」、オカメインコで「15〜20年程度」とされており、犬や猫と同じかそれよりも短い寿命であることが多いようです。

別れは悲しいものですが、飼い主さまとしてインコが幸せな最期を迎えられるようにできることがたくさんあります。

そこで今回は、インコの火葬や供養についてご案内し、飼い主さまができることや飼い主さまの選択肢をご紹介します。

■火葬を選択する飼い主さまが増えています

亡くなった後は、インコが安心して天国に行けるように葬儀や供養を行いましょう。

インコの葬儀には「土葬」なども選択肢もありますが、土に埋めることで「害虫や悪臭の発生」、「他の動物やカラスに掘り起こされる危険性」などがあり、また、マンション住まいなどで庭がない方も多くいることから、近年では火葬を選択する飼い主さまが増えてきています。

火葬の場合、業者に依頼することとなりますが、実施されるまで数日かかってしまうこともあるため、それまでの間、遺体を安全な場所に安置しておく必要があります。

無事に火葬が終わると、遺骨や遺灰を返却してもらえるため、飼い主さまによってはお墓を建てたり、ペット専用の納骨堂へ納骨をしたり、思い思いの方法で供養をすることとなります。

■安全に遺体を管理するために

別れはつらいですが、時間の経過とともに遺体の腐敗が進んでしまうため、保冷材やドライアイスを脇やお腹の辺りに当てて、しっかりと冷やしてあげなければなりません。

死亡後の注意点として、体内から体液や排泄物が漏れ出てしまうことがあります。その場合は、濡れたタオルなどで身体を優しく拭き取ってあげ、綺麗な状態を保ってあげてください。

さらに死後硬直にも注意しましょう。もし目や口が開いていれば閉じてあげたり、不自然な体勢のまま亡くなってしまっているようであれば、自然な体勢に直してあげたりしてください。

■火葬の依頼先はどこがいい?飼い主さまが考えたいポイント

火葬の依頼先ですが、依頼先には「地方自治体」と「民間の業者」の2種類があります。

ただし、地方自治体の場合は、料金は安いものの、他の動物と一緒に処理されるので、遺骨や遺灰の返却がされなかったり、廃棄物として火葬されずに処理されてしまったりすることもあります。

自治体によって動物の遺体の処理方法は異なるため、事前に必ず問い合わせることをお勧めしますが、こうした理由から、火葬する場合は「民間の業者」を選ぶ飼い主さまが増えている傾向にあります。

業者選びについては、インターネットで「ペット葬儀業者」や「ペット霊園」と検索したり、動物病院で紹介してもらったりして業者を探す方が多いです。特にペットの生前にお世話になった動物病院があるなら聞いてみるのも良いかもしれません。

信頼できる火葬業者を選ぶことで、安心して見送ることができます。

■お供え物のルールはある?

インコへのお供え物ですが、「これを用意する」と決まっているものはないため、これまでの感謝の気持ちを込めて、飼い主さまが一番良いと思うものを用意してあげましょう。

お花やおやつ、おもちゃなど思い思いのものを供えてあげてください。

お供え物は、亡くなったインコのためのものでもありますし、飼い主さまがペットの在りし日の姿を思い出したり、静かに偲んであげたりするためのものでもあります。

お別れの日はさみしいですが、いつか来るその日に後悔しないためにも、ペットが元気なうちに情報を集めたりご家族で話してみたりするのも良いかもしれませんね。

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