ペットの火葬トラブル…実際にあった悲しい事例とは

■ペット火葬業者の中には悪徳業者が存在します

愛するペットが亡くなった場合、「しっかりと火葬して見送ってあげたい」と願う飼い主さまは多いです。

しかし、もしトラブルの多い悪徳業者に騙されてしまうと、一度きりの大切なお別れの時間を台無しにされてしまいます。

そこで今回は、ペットの火葬のトラブル事例をご紹介します。

事前にトラブル事例を把握し、悪徳業者に騙されないように備えましょう。

■ペット火葬業者とのトラブル事例

悪徳業者に捕まってしまうと「どんなトラブルに巻き込まれてしまうのか?」について、実例を元に紹介します。

▽①高額な請求

ペット火葬のトラブルで一番多いケースが、料金に関するものです。

悪徳業者はペット火葬の経験がない飼い主さまの悲しみに暮れる気持ちに付け込んで、必要以上の高額な料金を請求することがあります。

業者の中には、当初提示された金額を上回る高額料金を請求しつつ、「払えないなら火葬を中止する」とまるで脅すような行為を行う業者もいるので注意しましょう。

▽②火葬しない

火葬のために引き取ったペットの遺体を火葬せず、別の骨を飼い主さんに返却していた業者が実際に逮捕されています。

これは火葬にかかるコストを惜しんでの不正ですが、こうした利益のことしか考えていない業者によって、大切なペットがひどい扱いを受けてしまうのは非常に悲しいことです。

▽③火葬方法を偽装

個別火葬を依頼したにも関わらず、他のペットと一緒に火葬されてしまうトラブルも多発しています。もし合同火葬となった場合、他のペットと遺骨が混同してしまうため、返骨が正しくできなくなってしまいます。

これは確認ミスによる間違いだけでなく、火葬コストを抑えるために意図的に合同火葬に変更されたケースもあります。

▽④突然閉園

数多くのペットが眠っている霊園ですが、中には利用者に何の連絡もなく、突然閉園した例もあります。

閉園後は遺骨が掘り起こされて山積みにされており、どの遺骨が自分のペットのものなのかわからないほど、ひどい状況になっていました。

■なぜペット火葬のトラブルは起こるのか?

ペット火葬でトラブルが起こってしまう理由は、「法律の規制がない」からです。

飼い主さんにとって大切な家族ですが、ペットは法律上「物」として扱われます。

そのため、ペット火葬を営むための資格や許可が存在せず、取り締まるための規制や法律も存在しません。

その結果、自分の利益しか考えない悪徳業者が蔓延る原因となってしまっているのです。

このような悲しいトラブルに巻き込まれてしまわないためにも、業者を慎重に選ぶこともペットを見送る飼い主さまにできることです。

信頼できる人からの紹介など、安心して依頼できるところを見つけてくださいね。

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