■うさぎは亡くなる直前にいつもとは違う行動を取ることがある
愛らしい「見た目」とマンションでも飼育できる「飼いやすさ」からペットとしても人気のうさぎですが、寿命は人間と比べてかなり短いため、いつかお別れの時が来てしまいます。
うさぎを亡くした経験がある飼い主さまには、亡くなる直前に「異変を感じた」という人もいるようです。
そこで今回は、愛するペットとの最後の時間を後悔なく過ごすために、うさぎの寿命や亡くなる前の行動をご紹介します。
■うさぎの寿命は何歳?
環境省パンフレット「捨てず増やさず飼うなら一生」によると、うさぎの平均寿命は「5〜15年程度」とされています。
近年は動物の健康をサポートするサプリやペットフードが登場しており、長生きするうさぎも増えているようです。
環境省パンフレット「捨てず増やさず飼うなら一生」:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2711a/pdf/09.pdf
■高齢のうさぎが亡くなる前に取る行動や兆候
犬や猫と比べると鳴くこともなく「静かな動物」と言われるうさぎですが、亡くなる直前に見せるいくつかの行動があります。
家族とも言えるペットだからこそ、こうした行動を察知して最期の瞬間までしっかりとお世話をしてあげましょう。
▽体温の低下
死期が近づいたうさぎは血圧が低下するため、体温が低下します。
うさぎの平均体温は38.5度~40度と高めであるため、身体を触れば体温が低下しているかどうかはすぐに判断できます。
▽呼吸の乱れ
亡くなる直前のうさぎは、呼吸が不安定になります。
高齢で元気がなくなったうさぎに対しては、呼吸が荒くなったり、浅くなったりと乱れていないかを注意深く見てあげましょう。
▽頭の位置が下がる
亡くなる直前で衰弱したうさぎは、頭の位置が下がる傾向にあります。頭を高く上げる元気が亡くなってきている証拠です。
■うさぎが亡くなったら何をすればいいのか
別れは悲しいですが、愛するうさぎを送り出してあげることも飼い主さまの務めです。
▽安置方法
うさぎが亡くなってしまった後は、以下の手順で安置してあげましょう。
・体をキレイにする
・体を冷やす
・体勢を整える
死後の動物は、体液や排せつ物が体外に漏れ出てしまう可能性もあるため、体をキレイに拭いてあげましょう。
そして火葬まで時間がある場合は、死骸が腐敗してしまわないように保冷材などを使って冷やしましょう。
さらに死後硬直がはじまるので、口や目が開いている場合は閉じてあげたり、手足が伸びていた場合も自然な体勢にしてあげたりしましょう。
▽供養方法
一般的な動物の供養方法は、「庭への埋葬」か「火葬」のどちらかになります。
庭への埋葬は、亡くなった後もうさぎを近くに感じられますが、他の動物やカラスなどに掘り起こされる危険性もありますので、十分な注意が必要です。
最近では、火葬を選択する飼い主さまが増えてきています。
大切なペットだからこそ、飼い主さまが納得いくかたちで見送ってあげたいですね。